仕事仲間に釣り好き三兄弟がいた。
私は無料出会い系サイトに夢中だった当時、まだ釣りをしていなかった。
釣りは面倒で面白くないと思ってた。
釣れるかどうか分らんのに〜 と言って彼らを刺激してしまった。
早速釣りに誘われた。
サビキ仕掛けのアジ釣りである。
サビキ釣りがどんなに簡単な釣りかということを出合いサイト好きな私は知らなかった。
疑似針がいっぱい付いた糸の先にかごがあり、その中にアミエビを詰めて放り込む。
餌につられてアジが寄ってきてパニック状態の中で疑似針に食いつくという寸法。
私は又言ってはいけない言葉を言ってしまった。
「釣りって簡単やなあ〜」
ぎゃくえんじょサイトを見るのが日課な私は彼らの策略にかかってしまったのだ。
「釣り面白いやろ。 ほんまの釣り教えたげるわ」
チヌ釣りに誘われた。
竿・仕掛け・餌、弁当まで準備してくれての釣行。
仕掛けは二男が全て準備してくれた。長男・三男はすでに自分の世界。
仕掛けを投入し当りを待つ。
教えられた通りにウキに集中。
何度か投入、なんか引いたような感じなので竿を合わせリールを巻くと手応え。
三兄弟は雑魚だろうと言いつつも気にしてる。
チヌだぁ! 大きい!
ビギナーズラックと分っていても、彼らのプライドは…
それ以後は誰も私を構ってくれず自分の釣りに没頭している。
結局、サイズ・数とも私がトップ。
三兄弟は誘ってくれないが、それ以来しばらく釣りにハマることに…